2011年12月9日金曜日

西町インターナショナルスクール その7・8

12月1日(木)この日は写真家の安藤毅さん、そして大学で文化人類学を教えているデイヴィッド・スレーターさんとご一緒に活動しました。前の週の続き、年賀状の汚れ落としです。

きれいにファイリングされているファイルから取り出し化粧筆で掃除し新しく用意したファイルに入れていきます。
こんな秀作を見つけてしばしみんなで見入ったり、味噌作という地名をみてその土地では大豆を育てて味噌を作っていたのかな〜?なんて思いを馳せたり・・・・。

12月に入り学校の入り口には2つの大きな段ボールが置かれています。『被災地の子どもたちにクリスマスプレゼントを贈ろう!』きれいなラッピングのプレゼントがこの日もたくさん入っていました。

GIRL


BOY


毎日たくさんのプレゼントが入れられるんだそうです。

12月8日(木)この日の作業はスタジオロフトさんと写真家の高井晶子さんが複写をしてくださった写真をポケットアルバムに入れる作業と引き続き年賀状の掃除をしました。


作業終了後、一人一言で終るのですが少しでも人の役に立っている気がして嬉しいとか作業が楽しいとか、このプロジェクトに関わっている方々との連携を感じ取ってくれています。これが手元に帰った時にどんなにか嬉しいだろうと思いを馳せ参加してくれていることが私にとっても、とても嬉しく、貴重な体験になっています。
そしてある女の子たちが『私たち雄勝に行ってきました〜!カフェでクッキー焼いたりしたの!!』雄勝は人を魅了し引き寄せる力があるのでしょうか?
彼女達は雄勝のミサンガ(津波で流されて来た漁師網で作ったもの)を学校のカラーである白と青で作ってもらえるよう地元の人たちに頼んで来たそうです。そして学校で復興支援のために売るのだそうです。そして偶然にも私の腕にも雄勝のミサンガが、漁師網なので切れそうにありません。でもかないそうもないくらいとてつもなく大きな願い事をしようと思います。

・・・・そして私の挨拶。『週末,雄勝に行ってカキの縄付けボランティアしてきます』
・・・・「あ〜先生!!授業でやったじゃん!!漁師なのに木を植えたカキの話!!」??
これは気仙沼・唐桑の畠山さんがやっているプロジェクト『NPO 森は海の恋人』かつて赤潮が発生し漁業を守るには海をきれいにするしかないと森に木を植え続けました。その話を生徒がかいつまみすぎつつ教えてくれました。そして偶然にも来週NHK『プロフェッショナル
〜仕事の流儀〜』でまさにそのお話が放送されます。

『被災した写真を保存する』プロジェクトで西町インターナショナルスクールにお邪魔するようになって3ヶ月目。皆さん本当にありがとうございました!また来年お会いしましょう!






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