2012年1月29日日曜日

がんばろうカフェ2と3 終了しました

1月の終わり28日&29日に大橋にあるANX studioをお借りして被災写真のアーカイヴを作るためフォトグラファーの皆さんにご協力いただき複写をしました。


ストロボは10ban スタジオから6灯無償にておかりいたしました。ご賛同ありがとうございました。


1日目はバラバラに集められて洗浄され、ミニアルバムに納められた約2000枚を納めました。
2日目は石巻市雄勝町から拾い集められたアルバムが段ボールで6箱そのうちの約60冊、枚数にして・・・・後日ご報告します!を終了しました。

恵比寿のカフェ、Lavが出張ケータリングしてくれました。

今回この企画を後押ししてくれたこのスタジオの管理人?でもあるDannyもDJで盛り上げてくれました。他にも何人ものDJが音楽で皆さんの後押しをしてくれました。

たくさんの方々に支えられながら3,11にむけて急ピッチで作業が進んでいます。今後ともよろしくお願いいたします。

次回はがんばろうカフェ・プチで皆様をお待ちしております。追ってFaceBookまたはブログにて告知させていただきます!よろしくお願いします。




2012年1月27日金曜日

西町インターナショナルスクール その9

1月26日(木)でこのクラスも最後になりました。当初地元のゴミ拾いをわいわいがやがやおしゃべりしながらできる!!とこのクラスを選んだ子も多いのだとか。
ところがなんと!被災地の写真を保存するというボランティア活動を一緒に取り組みました。現実と向き合い精一杯がんばってたくさんの作業をしました。大人だってなかなかここまでは関わる人少ないのではないかしら?

今日はこの活動のご報告と新しく岩手沿岸部を廻り見たこと聞いたこと感じたことそんなお話をしました。

石巻市の取り決めで1月22日をもって写真展示室がクローズになったこと。でも雄勝町は4200人の町が今は住むところもなく色々な場所の仮設住宅に移り住み800人位しか残っていないのでアーカイブ化を進めて公開し返却をはかりたいこと。

大船渡という大きな被害があった場所にはまだ手のつけられていない35万枚もの写真が残されていること。町の外には出さないというルールがあるのでなかなか終らないこと。

久慈市にある大きなお寺では昔から自殺率の高い同地区で子どもたちの意識改革から始めようとケアをしもう30年。今新たに震災孤児が親戚中をたらい回しにされつらい状況にあり
彼らがいつだって駆け込んで来れるように色々な企画をたてていること。

野田村という小さい村では死者が少なかった(とはいえ40人弱亡くなられています。)こともありボランティアも多くは入ってこずいまだにがれきがそこらかしこに散らばっていること。

そんなお話をしてきました。

最後に皆んながレポートを書いているところです。

なんとなんと、ハイテクです。提出はenter キーを押すだけ。みんな真剣です。


これをまとめたものを後日先生が送って下さるのだとか。とても楽しみです。
この学校での私のPROJECTは終りますが、2学期はまた別の相馬市出身の先生が『東北ボランティア』というクラスを立ち上げるのだそうです。
またちょくちょくお邪魔して生徒さんとお会いすることになりそうです。

この週末28日、29日はいよいよ『がんばろうカフェ』です。雄勝町からまた新しい被災写真が段ボールで届きました。区切りはついてもまだまだ続きます!!






2012年1月23日月曜日

岩手に行きました。野田村編

岩手県久慈市の少し下にある野田村。小さな村です。この辺りは被害は甚大でしたがそれに反して死者数が少なくすんだ町でもありました。それゆえに当初からのボランティア数も少なく今では写真の保存活動をしながら茶話会などを仮設で開き写真を見つけてもらうという青森県八戸市の方が主体のチーム北リアスが頑張っているのみとなりました。

こちらの写真保存の管轄は教育委員会ということで訪ねることになりました。

津波で1階部分が浸水しめちゃくちゃだったとか。職員が丁寧に掃除をし復旧させました。




こちらではやはり子どもの交流のお話とNYで開催される『Voices From Japan』で野田村の
津波の被害にあった写真をつかえないだろうか?というお話をしてきました。この村にはご一緒に活動している被災地1000人のポートレイトの中川画伯、写真家のマグダレーナも入ってきているのでぜひ私もということでお話したところほぼ快諾でした。ほぼが付いてしまうのは・・・実は私が探している写真が溶けてしまい何の写真すらかも判別できないものに関してすでに村の意向と関係なく処分してしまっていることがわかり・・・。
『使い道といってもお炊き上げくらいのことしか考えつきませんでしたが・・・』と少しがっかりさせてしまう事実を掘り返してしまいました。


お昼は役場の方のお宅でごちそうになりました。

私も含めて写真保存のボランティアは常に自分だけと向き合うことが多く、深い淵に落ちていくことが多々あります。写真の方がお元気かどうか感情移入してしまうとやっていられないのです。私はたくさんの写真の中にあった幸せを通してその人となりを知るべく足を使いいろいろな土地に入り、いろいろな団体と関わり地元の声、被災者の声を聞くようになったのです。
おかげで方々にまた会いに行きたい!と思える素敵な方達と出会うことができました。

皆さんを支援しているのではないのです。また私も皆さんに支援され様々なことを考え人生に深みを加えていくのだなと思っています。






岩手に行きました。久慈市編

岩手にいる間、盛岡を足がかりにあちらこちら出向きました。片道車で2時間強。でも盛岡では通勤圏内なのだとか。

慈光寺の参道。古い杉並木。

慈光寺では震災前から子どもたちの居場所作りをしてきました。私が伺った時にもたくさんの子どもたちがお寺の廊下でうどんをうったり天ぷらあげたりしています!!どの子も目がキラキラ☆元気よく挨拶してくれます。

その反面、震災孤児が岩手には100人弱いて・・・みんなが幸せにひきとられたのではないことを知り胸が痛みます。
そんな子も津波の被害はなかった子も
このお寺さんでは子どもの交流をたくさん持って楽しく行きていく方法を気づかせてくれます。というのも岩手県の久慈市、野田村は秋田と同じく昔から自殺率が高く子どもたちの心のケアを進めていた中での大地震でした。


今回は私からの提案、定期的にwebミーティングシステムで被災地各地を結び互いの伝統行事などを教えあい交流する。その後、夏休みに群馬県高崎市の農家でブタの丸焼き会を行い一同が会する・・・。高崎の農家は何度か遊びに行っていてとてもイイ人間のおじさんがやっています。風評被害とブタの飼料高騰(プラントが津波で流されたので)とで大変だということです。しかしながらこの冬の榛名湖のワカサギ釣りが中止になったように、放射能のことや地殻変動?のこといろいろな問題があるので臨機応変に対応できるよう企画していく必要性はもちろん感じています。
そんなお話をしました。ブタの丸焼きという奇想天外な発案に驚きながらも実現に向けて着々と準備を進めています。

ミーティングシステムについては上智大学・文化人類学 准教授デイヴィッド スレーターさんに協力を要請し各方面にはたらきかけてもらっています。







岩手に行きました。大船渡編

先月に続き1月18日から22日まで岩手県は大船渡、盛岡、久慈市、野田村に行ってきました。

大船渡では早速写真の展示をしている場所に行き、社会福祉協議会の被災した写真の担当者とお話してきました。大船渡では地元民を臨時職員として雇い入れているため写真を他の町に移して作業ができずまた、新幹線の駅などからも遠くアクセスが悪いため寒くなった今ボランティアの数が極端に減り色々なことが滞っています。
まだ洗浄されていない写真の数およそ35万枚、この町ではアーカイブ化をしていないので洗浄とファイリングのみでまだまだ先が見えないといった状況なのです。

この町には古文書保存のプロがおりとてもきれいな状態に保たれています。そんな方に手ほどきを受けながら作業するのも面白そうなので春になったらぜひ『バスツアー大船渡行き』を企画したいと思います。今一度ぜひお手を貸して下さいますようお願いいたします。


2012年1月15日日曜日

岩手県に出張です。

気仙沼・鹿折交差点付近。(地震と津波と火災にあった場所)


1月の18日より岩手県に行って、社協、教育委員会、ボランティアの皆様そして秋田県からもわざわざ足をはこんでいただきいろいろなお話をうかがってくることになりました。
大船渡市、久慈市、野田村、海岸線沿いに訪問します。今回は写真保存のことだけではなく子どもたちとの交流についても企画をお話してまいります。


今朝(1/14)のニュースにもありましたがボランティアが激減し色々なことが滞っているお話がありました。岩手の上の方の地域には復興どころか瓦礫の整理もままならないところがあるんだそうです。


私が岩手にご縁をいただいたのは先月写真家のマグダレーナさんと宮城を廻り盛岡まで送って行った時のことでした。
たまたま岩手自衛隊の取材に同行する機会をいただきある若い女性隊員のインタビューを聞きました。


〜震災後1時間で救援の準備をし、津波の被害にあった町に到着したのが真夜中。はじめは生存者の捜索のはずでしたが現実には遺体収容。グループは彼女以外全員男性。彼女はどうしても女性のご遺体は男性に触って欲しくなく、瓦礫を男性隊員に持ち上げてもらい自分が中に入りできる限り衣服の乱れを直し顔の泥をぬぐい収容したのだそうです〜


またある女性隊員は
〜とても悲惨な状況の中、家をなくし、家族を亡くし,それでも声をかけてくれお礼を言われた。たくさんの方に励まされた。私たちは毎日毎日心の中で泣いていた。皆さんの方が大変なのに優しい越えがけが嬉しかったのと、何もできないことが悔しかったのと・・・〜


まだまだ日本もがんばれます。そして彼女達のように強くて優しい人がたくさん現れるようにやれることがまだまだたくさんあることに気づきました。


盛岡は最低気温がマイナス12度。震災後初めての本格的な冬を迎えています。


報告しなければいけないことが山積みになっているのですが12月の南三陸、気仙沼、陸前高田で行けども行けども視界が開けてくると同じような光景という自然の驚異に頭の中が混乱し何を書けば良いのか解らないままになってしまっています。
もうしばらく頭の中で温めさせて下さい。よろしくお願いいたします。

2012年1月6日金曜日

がんばろうカフェ Vol.2 ,Vol.3


    • 日時
      2012年1月28日 12:002012年1月29日 18:00
  • 場所
    ANX STUDIO

  • 説明
    <都内でできるボランティア参加者募集> 〜参加者スケジュール確認の件〜

    複写カメラマン、撮影のお手伝い(写真の整理等)をして下さる方、データの管理のお手伝いを頂ける方、募集中です!!

    3月11日に各被災地に写真をお届け出来るよう、がんばっております!
    この2日間お力を貸して下さい。

    **************************************

    日時:1月28日(土) 12:00~18:00
       1月29日(日) 12:00~18:00

    場所:ANX STUDIO 東京都目黒区大橋1-6-4 坂本ビル2F
       http://www.anxstudio.com/map
      
    主催:photo-kizuna-puroject
       http://photo-kizuna-project.blogspot.com/
       http://www.facebook.com/photo.kizuna.project

    作成者:安藤 毅
        「始まりの写真」プロジェクト 
         http://hajimarinoshashin.blogspot.com/
         http://www.facebook.com/pages/始まりの写真プロジェクト/125532010859183

    ******************************************

    <参加可否の時間の入力をお願い致します!>

    +2時間程度からの自由参加です。お手数ですが、参加予定時間を以下URLよりお知らせ下さい。

    *「がんばろうカフェ Vol.2 & Vol.3の出欠確認』(調整さん)
    http://chouseisan.com/schedule/List?h=95b9eb8c8181aca11de227b05dbbaa67


    ************************************************
    <詳細>


    photo-kizuna-project主催の被災者写真の救済ボランティアイベント、<がんばろうカフェ>Vol.2とVol.3を二日続けて開催します。
    今回は、既に洗浄の済んだ写真をデジタルカメラで撮影(複写)して、データ保存のお手伝いをして頂けるボランティア参加者を募集します。
    スタジオ内にセットを6セット程度組んで、
    高解像度のデジタルカメラをお持ちで、ストロボ撮影技術がある方。プロ、アマは問いません。
    プロカメラマンも多く参加をしますので、アマチュアカメラマンの方もこの機会に是非ご参加下さい。
    基本カメラは、ご自身で持ち込み。撮影データは、データはカードに保存して頂き、カードリーダーでコンピューターにコピーして頂くという形になると思います。
    ご自身のカードリーダーもお持ち込み頂けますと助かります。
    保存用のPCまたは、ハードディスク等はご用意頂かなくて結構です。

    また、当日写真の整理をして下さる方、当日、Macにてデータの管理等、撮影のお手伝いをして頂ける方を募集します。
    撮影の知識がなくても結構です。
    カメラマン以外の方の参加も大歓迎ですので、是非!

    今回もボランティアの皆さんを音楽で盛り上げてくれるDJの方々にもご協力お願いしています。
    皆で、がんばろうカフェを盛り上げて下さい!

    カメラマン参加希望の方々につきましては、多くの参加者が見込まれており、スペースに限りがある都合上、参加者の皆様に効率よくご参加頂くために、前もって、皆様の時間のスケジュールを調整させて頂きたいと思います。
    タイムテーブルを2時間区切りとさせて頂きました。
    もちろん2時間以上の参加も可能ですが、参加希望者が多い場合は、調整をさせて頂く場合がございます。

    参加希望の方は、お手数ですが、上段のURLにアクセス頂いて(調整さん)、参加可否時間の入力をお願い致します。
    カメラマン以外で参加希望の方も、ご入力頂けましたら幸いです。

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    こちらのページ上、または、facebookメッセージ等で、ご連絡させて頂きます。


    *facebookをまだ始めていらっしゃらない参加希望者の方ももちろん歓迎ですが、これを機に始めてみてはいかがでしょうか?
    facebook未登録の方は、こちらのURL<メール
    http://www.blogger.com/profile/02195241142849757197 
    安藤 毅宛てで、お名前明記の上、メールにてご連絡下さい。

    多くの参加希望をお待ちしております。




    ご不明な点はなんなりとご質問下さい。